初めてではなくて、再発です。
入院して手術することになったので、そのことを書いていきます。
関連記事
舌ガンとは
あまり聞くことの多くない舌ガン。ちょっと調べてみると次のようなことがわかりました。
- 口の中にできるガンの50~60%は舌ガン
- 舌の側面にできる
- 男性高齢者に多いとされているが、最近は若い世代にも増えている
- 舌への刺激で引き起こされると言われている
- 早期発見で80~90%治る
- リンパへ移転することがある
他のガンと一緒で、早期発見が大切なんですね。
この早期とはステージ2までで、4cm以下のしこりが当たります。
移転があれば、ステージも上がるみたいです。
私の場合、舌がよく歯に当たっていたので、それが原因じゃないかと思っています。
飲酒や喫煙をする機会が多い男性のほうが多くかかっているみたいですが、女性でも気を付けたほうがいいガンです。
舌ガンの症状
舌ガンになるとどんな症状が出るのか、一般的なものをまとめてみました。- 口内炎ができる(2週間以上)
- しこりができる
- 舌の表面にデコボコの潰瘍ができる
- 出血やにおうことがある
- 舌の一部が赤くなる
- 舌の一部が白くなる
- しびれがある
- 耳が痛くなる
私も最初は口内炎で歯医者さんに診てもらいました。
素人なので、口内炎なのかしこりなのかはわからなかったのですが、舌に治らないふくらみがあれば、病院へ行った方が良いです。
以前テレビで「舌ガンの口内炎は痛くない」と聞いていたのですが、痛かったです。
やわらかいご飯つぶが当たると、刺されたような痛みを感じます。
このときは体の一部を切り取って組織を見る「生検」で、膨らんでいる部分を全部取り除きました。
これでガンだとわかったのですが、同時に全部摘出されたので治療は終わり。
痛みも収まったので、通院も年に数回経過観察だけでした。
その後、少しずつ痛みが出だし、舌の一部が白くなる「白板症」も出てきました。
白板症は「ガンになる可能性があるけど、まだガンじゃない」みたいな、中途半端な状態です。
さらに白板症の経過観察中、突然舌が赤くなったことがありました。
これを見て、先生が簡易検査を勧めてくれたので受けたところ、擬陽性と出たので精密検査をすることになりました。
ちなみに、簡易検査は舌の表皮を削り取るのでとても痛いです。
精密検査については別に書こうと思います。
舌ガンの治療法
舌ガンの治療法はシンプルです。- 切除
- 放射線+抗がん剤
麻酔へのアレルギーがなければ、まず切除を勧められます。
切除は悪い部分を切り取ってしまうので、治療期間が短いのが特徴です。
ただし、手術による傷が治るのに時間がかかります。
大きく切除した場合は食事ができないので、チューブで栄養を送り込むことになります。
そして、切除する面積が広いと、別の部分(腕とか)から皮膚を取ってきて再建手術をすることもあるそうです。
私は、再建手術はしなくてすみそうですが、術後は見た目にショックを受ける患者さんが多いとのことですので、手術を受ける場合は心の準備が必要になります。
放射線+抗がん剤の良い点は、入院しなくていいこと。
日常生活を送りながら通院して治療していくので、病院が近ければ楽かもしれません。
物理的に切り取ってしまわないので、舌の形が変わることもありません。
ただ、放射線も抗がん剤も正常な細胞を傷つけるので、まったく痛みがないというわけにもいかないようです。
私が受けた説明では、舌が火傷したような状態になるし、何度も通院しないといけないので、その状態が長引くとのことでした。
しかも、放射線は同じ場所へ2度は使えないとのことで、再発した場合は切除することになるそうです。
正直、どっちもどっちでイヤなことに変わりないんですが。
私は切除を選びました。
もし放射線を使って舌の形が保たれたとしても、歯が当たることが原因だとしたら、また再発するかもしれないですよね。
放射線治療、さらに切除となると、さすがにつらいです。
切除したからといって、100%再発しないとは言い切れないのですが、ここは賭けてみようと思います。