2017年11月30日木曜日

インコのエサ、シードとペレットって何が違うの?

かわいいインコたち。
ご飯も健康にいいものをあげたいですよね。
他のペットと違って、インコにはシードとペレットがあります。
この2つの違いを見ていきましょう。

シードとは

昔からある「鳥のエサ」です。
小さい穀類や種子などがミックスされているもので、インコたちも大好きです。
皮つきのままのタイプと皮を取ったタイプがあり、通常は皮つきのものを与えます。
皮を取ったムキエサは掃除が楽な反面、栄養が足りなかったり、インコの皮をむく楽しみがなくなってしまったりします。


ペレットとは

総合栄養食として、穀類やフルーツなどを食べやすい形にしたものです。
犬にドッグフード、猫にキャットフードがあるように、インコのために作られたインコフードです。
インコのサイズやメーカーによってさまざまな種類があって、好みのものを選ぶことができます。



シードのメリット

食いつきがとてもいいです。
シードとペレットを混ぜて与えると、ちゃんと選んでシードだけを先に食べてしまいます。
小さいので、口に入れやすいみたいですね。
皮をプチプチとむいている姿もかわいいです。
いろんな種類が入っているので、インコも味の違いを楽しめます。

ペレットのメリット

栄養バランスを考える手間が減ります。
インコが好き嫌いをして栄養が偏ってしまうことを防ぐので、寿命も長くなるそうです。
また、食べた後の殻を飛ばさなくてすむので、食事の片付けが楽になります。
見た目でどれだけ食べたのかがわかるのも良い点です。
人にお世話を頼むときにも「ペレットあげて」でいいので説明が簡単です。

シードのデメリット

インコが好き嫌いをしてしまうこと、これは言葉が通じないので治しようがありません。
好きなものばかり食べてしまうので、栄養バランスも偏ります。
また、シードだけでは栄養が足りないので、カルシウムやビタミンを副食で補う必要があります。
ボレー粉や塩土、青菜などで不足した栄養素を摂るのですが、インコの好みで食べたり食べなかったりするのが困りものです。
我が家のアキクサインコは青菜を怖がって近づきもしませんでした。
そういう子には、インコ用のビタミン剤やカルシウム剤を与えることになります。
また、殻がお皿に残ることで「まだ残っている」と勘違いしてしまい、インコを飢えさせてしまう可能性も。

ペレットのデメリット

メーカーによって味や形が異なるので、「買ってみたけどインコが食べてくれない」ということも起こります。
また、原料にも違いがあるので、飼い主さんがちゃんと選んであげる必要があります。
お値段もシードに比べると格段に上がってしまいます。
食べなかったら…と思うと手が出しづらいところが難点ですね。

シードとペレット、どちらがいいのか

一般的には、ペレットの方が病気に対する抵抗力がついて長生きするといわれています。
ですが、どうしてもペレットを食べてくれない子もいるので、どちらが良いとは言い切れないところがあります。
ペットショップでも両方置いてあるので、インコの好みやお財布と相談して選ぶのがいいと思います。
シードとペレットを混ぜてあげるのも一つの手です。

シードからペレットへの切り替え

今はシードを食べているけれど、ペレットに切り替えたいというときにはどうすればいいのでしょう。
一番簡単なのは、今あげているシードにペレットを混ぜ込んでしまう方法です。
「シードと一緒に入っている=食べ物」と理解して食べてくれる可能性があります。
インコが「マズイ」と思ってしまうとペレットだけをよけて食べてしまうのですが、根気よく続けると食べてくれるかもしれません。
どうしても食べてくれないときは、ペレットを別のものに変えてみるのも一つの手です。

もう一つは、時間帯を決めてペレットだけにするというもの。
シードを食べたくてもないので、お腹がすけばペレットを食べるしかないという方法です。
割とスパルタな方法ですが、うまくいけばすぐにペレットに慣れてくれるでしょう。
ただこの方法は、時間の余裕がある方向けです。
仕事で疲れていて、切り替えるのを忘れてしまったということもありえると思うので、忙しい方は混ぜる方をお試しください。


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