2017年6月19日月曜日

食べられる多肉植物、アロマティカスの育て方

アロマティカスって、ご存知ですか?
ぷくぷくと丸い葉がかわいい多肉植物です。
ここ数年で、よく見られるようになってきました。

多肉植物なので、水やりをうっかり忘れても大丈夫。
そんな初心者にもぴったりなアロマティカスについて、ご紹介しますね。


アロマティカス

どんな植物?

シソ科プレクトランサス属の多年草です。
別名はキューバンオレガノ。
インドから南アフリカ原産の多肉植物です。

丸い葉に細かい毛が生えていて、触り心地抜群なんですよ。
しかも、触ると良い香りがします。
ミントのようなさわやかな香りで、ミントより少しまろやかな感じです。

多肉植物ですが、ハーブとしても扱われています。
料理に使ったり、ハーブティーにもできるんですよ。
味は好みがわかれると思うので、料理に入れるときは少量からにしてみてくださいね。
私はサラダにしてみたのですが、苦味があってあまり好きになれませんでした。
海外ではアロエのように、火傷の薬替わりに使われることもあるようです。

育て方


水やり

土が乾いたら水をあげます。
多少の乾燥には強いので、うっかりしていても枯れません。
葉がしなしなと、力なく垂れてからでも復活できます。

冬は思い出した時にあげるくらいでも大丈夫です。
ただし限度はあるので、葉が垂れたり、薄くなっていないかチェックは忘れないであげてくださいね。

いずれも鉢底から水が出てくるくらいの量をあげます。

「多肉植物の土」や「ハーブの土」など、水はけのよい土が適しています。
ない場合は「花と野菜の土」でもかまいません。
アロマティカスはそこまで土にうるさい植物ではありません。
気温さえなんとかなれば、庭植えでも育つほど強い植物です。

肥料

なくていいです。
あげるとよく成長するようですが、香りが弱くなるそうです。

置き場所

春と秋・日当たりのよい場所
夏  ・午前中だけ日が当たるような場所(半日陰)
冬  ・日当たりのよい室内

アロマティカスは太陽が好きな植物です。
でも夏の日差しは少し強すぎるので、特に西日が当たらないようにしてあげてください。
春や秋も半日陰に置いたからといって、弱ることはないので最初から半日陰でも大丈夫です。
ただし、冬だけは必ず室内へ入れてあげてください。
とにかく強いアロマティカスですが、寒さにだけは弱いのです。
5℃以下になると枯れてしまいます。

害虫

アブラムシがつきます。
でも、いつのまにかいなくなっていたので、あまり気にしすぎない方がいいかもしれません。

植替え

春から初夏くらいに行います。
秋だと寒くなっていくので、根が張りづらいです。

増やし方

挿し木で簡単に増えます。
春に先端を切って土に刺しておけば、いつの間にか根が出ています。
花瓶のように水を入れた容器に入れていても根が出てきます。
それから土に植えても良いです。
庭に落ちてしまった新芽が勝手に育つくらいなので、あまり心配しなくても大丈夫。

アロマティカス

剪定

アロマティカスはひたすらまっすぐ伸びていくタイプの植物です。
脇芽もたくさんでますが、真ん中の茎に脇芽が出ているだけで不格好になってしまいます。
なので、先端を切って脇芽からも脇芽が出てくるようにしてあげる必要があります。
剪定で切ってしまった部分は挿し木で増やすか、おいしくいただきましょう。


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