2017年10月13日金曜日

舌ガンの手術を受けたときのこと

手術をするにあたって、先に入院することになりました。
手術が月曜日なので、金曜日から入院です。
正直なところ、土日の入院費が無駄じゃないかと思いました。
しかも土日は帰宅許可をとって、自宅で過ごしていましたから。
せめて火曜日が手術日なら!!!と思うのですが、病院のスケジュールは変えられないので仕方ないですね。

手術前にすること

まずは入院の手続きをしました。
これは病院ごとに違うと思いますが、服用している薬(市販薬、サプリなども含む)の確認と部屋の案内くらいですぐに終わりました。
そのあとで、担当看護師や麻酔担当者などのあいさつや説明があるので、部屋で待ちます。
これは担当者ごとに仕事の合間で行うので、ひたすら待たされることも…。

私は全身麻酔なので、麻酔の説明もされたのですが、これがけっこう怖いんです。
合併症や危険性は先に説明しないといけないんですね。
医学的な話を聞くのが苦手な私にはとても苦痛でした。
私みたいな人間は、この段階で急に手術が怖くなります。
震える手で同意書にサインしました。

説明された合併症はこちら。

比較的頻度の高い合併症

  • のどの痛み
  • 声がれ
  • 吐き気
  • 頭痛


まれな合併症


  • 重要な臓器の障害
  • 薬に対する異常な反応
  • 歯の損傷
  • 神経障害
  • 肺血栓塞栓症 など


手術開始時間によっては前日から絶食の必要があります。
私は朝一番の手術だったので、前日夜から絶食でした。

手術日当日にすること

基本的にがんばるのは担当医師なので、することは絶飲食の時間を守ることと、手術着に着替えることくらい。
気楽なものです。
私はうっかりしていて独りで受けたのですが、何かあったときのために家族同伴が普通みたいですね。
局所麻酔の日帰り手術しか受けたことのなかった私は、そんなこと全然考えもしてませんでした。
看護師さんに「家族は?」と聞かれても「?」という感じだった私。
何事もなくてよかったです。

全身麻酔ってどんな感じ?

私の全身麻酔のイメージは口に酸素吸入器のようなものを当てて、ガスを吸い込むというものでした。
でも、それだと口の手術はできませんよね。
なので、点滴による麻酔でした。
点滴の場所は私の嫌いな手の甲。
またここか…と思いながら我慢。
その間に心電図のテープが体に手際よく貼られていきます。
「麻酔入れますよー」と言われた後、なんとなく痛いような重いような感じがしたのですが、あっという間に意識はなくなりました。
いつ途切れたのかはまったくわかりません。

手術が終わって名前を呼ばれても、なんだか寝ぼけている感覚でした。
誰でも一度は経験する「うーん、あと5分~」と同じような感じで、二度寝してしまいました。
その後、看護師さんが「3時間たちましたよ」と伝えにきてくれたのですが、それでもまた寝てしまう。
どうしても起きない子供のようでした。
ようやく起きたのはトイレに行きたくなったとき。
最初だけは看護師さん同伴で行きました。
特にふらついたりもしませんでした。

手術前は怖いことばかり言われたものの、終わってしまえば「なんだこんなものか」でした。


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